育児相談/掲示板
幼稚園と保育園の情報
幼児期の性教育
読み語り・絵本
≫絵本の読み語り
≫絵本リスト
≫子どもに関する本
≫いとうひろしさんの講演
≫手島圭三郎さん講演
≫田島征彦さんの講演
≫松谷みよ子さんの講演
≫藤田浩子さんのおはなし会
≫川端誠さんのおはなし会
≫おすすめ絵本の投稿
子どもの食・生活環境
かかりやすい病気
子どもへの関わり(叱る)
親育ち・母親と父親
父親の子育て企画
子どもの気持ち
人間関係・トラブル
早期教育と学習・遊び
子どもを守る
乳幼児虐待
赤ちゃん
リンクについて
サイトマップ1・2・3・4・5
☆松谷みよ子さんの講演☆
語りを聞いていると想像するのです。想像は人間の心を育てます。
目線を下げて、子どもの目と一緒にして語れるのが幼年の文学です。
【講演の内容】
松谷さんのお母さんはとても、おおらかな人で松谷さんに「女は一生台所に立たないとならないから、今はたくさんの本を読みなさい。」
「家の事は何もしなくていいから、嫁に行けば何でもできるようになるから。」と言われたそうです。
そして松谷さんは、たくさんの本を読まれました。
当時は、絵本の次に読める子ども向けの本はなかったそうです。
そこで松谷さんは将来、本を書こうと思われたそうです。
松谷さんは、一人目のお子さんを流産されその後、長女が生まれました。
長女を今の託児所のようなところに預けられたそうです。
集団の中で育てたかったそうです。
そこの託児所ではみんな子どもがキラキラしていて、たましいと体の成長に魅力を感じたそうです。
そのたましいと体の成長を書いたのが、『ちいさいももちゃん 』(講談社)です。
4歳の子は2歳の思い出を持っている。
ある2歳の子が親の経営する会社が倒産して、あちこちに預けられ小児ノイローゼになったそうです。
その子が4歳になって『ももちゃんおこる』を読んで泣きながら「あたしも家出 したらよかった。」と言ったそうです。
子育ての中で解るのは、子どもは大人と同じ悲しみと苦しみをもっている。
「この本むずかしいんじゃないかなぁ」と言ったりします。でもちいさい子にも、解らない事はないのです。
ちいさい子は戦争に敏感に反応します。
ベトナム戦争の時、ももちゃんは「せんそうは ちかくのえきまでくるの?」「ちかくの おもちゃやさんまでくるの?」「うちにくるの?」と聞いたそうです。
松谷さんの知り合いの方の勤める幼稚園のお話です。
湾岸戦争の事を5歳児のクラスで話し合ったそうです。そうしたらクラスのみんなが泣き出したそうです。
この幼稚園では語りが行われていて、語り部の方もいらっしゃるそうです。
いつも語りを聞いている子ども達は、爆弾の落ちた後まで想像できるのです。
「ぼくたちケンカしても なかなおりするのに どうしておとなはころすの?」と言ったそうです。
色々あった事が時を経て糸目が残る。
その糸目を書く。急がない。文学は虚構を積み重ねて真実になるのですと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最後に読み語りをしてくださいました。
『わたしのいもうと』(偕成社)この本は事実に沿って書かれた本です。
この子は わたしのいもうと
むこうを むいたまま
ふりむいて くれないのです
(略)
ことばが おかしいと わらわれ

とびばこが できないと いじめられ
クラスの はじさらしと ののしられ
くさい ぶたと いわれ
(略)
やがて いもうとは
学校へ いかなくなりました
ごはんも たべず
口も きかず
(略)
いもうとの からだに

つねられた あざが あるのが
わかったのです
いもうとは やせおとろえ
(略)
かあさんが ひっしで
かたくむすんだ くちびるに
スープを ながしこみ
だきしめて だきしめて
いっしょに ねむり
子もりうたを うたって
(略)
いじめた子たちは

中学生になって
セーラーふくで かよいます
ふざけっこしながら
(略)
でも いもうとは
ずうっと へやにとじこもって
(略)
だまって どこかを 見ているのです
ふりむいても くれないのです
(略)
ある日 いもうとは
ひっそりと しにました
(略)
わたしを いじめたひとたちは
もう わたしを
わすれて しまった でしょうね
(略)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
松谷みよ子さんの語りの本
語りを聴いて涙があふれました。
帰り道ずっとこの『わたしのいもうと』が胸に刺さっていました。
私は我が子がいじめにあって欲しくない。
子どもにスプーンで流し込んで食べさせたりしたくない。子どもが、死ぬなんて考えれないと思っていました。
数日後『わたしのいもうと』を手にしました。そしてまた涙しました。
あとがきを読んで、松谷さん自身もいじめにあっていたことを知りました。
イソップのカエルのように「お願いだから石を投げないで。あなたたちは遊びでも、わたしにはいのちの問題だから」となんど心でさけんだことか・・・・・とありました。
いじめられている時に、このイソップのお話が支えになっていたそうです。
いい本との出会いがあれば、たくさん自分をたすけてくれるのではないでしょうか。
Copyright (C) 2007 育児事典【のびのび☆幼児っ子】 , All rights reserved.