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☆いとうひろしさんの講演☆
子どもに読んで上げたいと思った気持が大事。
子どもが信頼するお母さんお父さんは、世界一の読み手である。
長女(10歳)の教科書には、いとうひろしさんの『だいじょうぶだいじょうぶ
』が載っています。
「いとうひろしさんの講演?行きたい〜」と長女
子どもも好きな、いとうひろしさんの絵本。
いとうひろしさんは、どんな方だろうと期待を胸にお話を聞いてきました。
<いとうひろしさん講演内容>
子どもが絵本を見て、部分的でも喜んでくれたらいい、ストーリーがわかっていなくても、どこかの部分で喜んでくれたらいい。
絵本を読むことより、子どもとの関係が一番だいじである。
子どもとの信頼関係が100%できて、時空と空間を共有できることが子どもにとっても気持ちのいい瞬間になる。
絵本があるからこそではない、絵本は単なる小道具にすぎない。
大人と子どもが遊ぶにのに楽なのが絵本。本は使いやすい。
大人がこの本いいなと思って、子どもが反応しない時“どうして?”と思いがち。
でも、それは子どもが個性的だと思えばいい。そう思ったんだと子どもと話をすればいい。そうすれば本が広がる。
僕は、絵本を書くことを楽しんでいる。
本のために絵を描いている。
子どもの本に魅力を感じる。
それは、誰でも読めるのが子どもの絵本だから。
僕の描く本は知識も経験もいらない。
人間の素の状態での感性、感覚にうったえかけている。素の人間として、感受性が問われることになる。
同じ大人でも、子どもの感覚を楽しめる人と楽しめない人もいる、それに子ども以上に楽しめる人もいる。
今、読み聞かせが多く行なわれるようになってきた。
本は、狭い空間で読む方がいい。
読み語りを重視すると、笑ったり、うひゃどひゃの本を選んで、そういう本ばかりになってしまう。笑いが取れる本がメインになってくる。
本の中で一番おもしろいのが、どいいう風に心が動くかというところ、行間を読む、書いていないところ楽しむ。
子どもの読む力が弱いのが気になる。
直接的なところは反応する。しかし立ち止まらないといけないところ敏感でない。感性がない・・・。
テーマパークでは遊べるが、森や海で遊べない。自分で働きかけて想像力や体を動かす力がなくなってきている。感触力がトレーニングされていない。
絵本は好きに読んでいい。読み手が都合よく読めばいい。
本を読んでいると楽しいと思えればそれでいい。楽しいからまた読みたくなる。それがいい。
本を読むと情緒が育つというが、読書量と人間性は比例しない。
本を読めばいい子になる!は違うと思う。
学力の基礎は国語力は本・・・とリンクしてしまうと本はつまらなくなる。
勉強できるように本を読もうでは、本がつまらなくなる。
本は趣味、楽しめるものであって欲しい。
子どもにはいろんなことを知って欲しい。
本を選べる下地のある子はいい。でも下地のない子には、大人がこれもあるよ、あれもあるよと教えて欲しい。自由に選んでいいよと言われると難しい。
映画でも、いろんな事が、その場だけ楽しければいいようになってきている跡にのこらない。楽しみの質が変った。本のようにじっくり読むのが面倒になってきている。
子どもに絵本を読む時、絵に走らない。
絵本を!絵本を!と思うのではなく、子どもの気持を尊重する。
聾学校を見学した時、
『ルラルさんのじてんしゃ』を読み聞かせしていました。
読む人も聾唖、聞く人も聾唖の子どもひとりびとり。手話で絵本を見せながら進めていきます。
題名を読むだけで、手話であちらこちらから「もう自転車乗れるんだ」「オレも!」「オレも!」と話が盛り上がる。
それから川に落ちて鼻から水出す場面では「これ僕もしたことがある。牛乳だったけどね」なんてまた話が盛り上がる。
絵本はそっちのけ。
でも、話して横にそれながらも読み終わる。本で楽しく遊ぶ、これが理想なんだと思う。
子どもに読んで上げたいと思った気持が大事。
子どもが信頼するお母さんお父さんは、世界一の読み手である。
本当は、本を作っているのだから「本はいいですよ」と売り込めばいい(笑)でも、本があって人がいるわではない、人がいて本があるわけだから、大事なのは人の方なんだと言いたい。
<講演内容 終わり>
育児ブログに感想も書いています。
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